銀花翠葉

アニメの感想ブログです(更新は終了しました)

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(読みながらメモ・1)


「ハゲができとるよ」(第6回19年3月)
というのはやっぱり、心労や過労で…という意味だろうか


ご懐妊かと思ったら
「栄養不足と環境の変化で月のめぐりが悪いだけなんと…」(第16回19年6月)
というのも同じ意味か
「戦時下無月経症」が当時社会問題だったと欄外にある


こんな絵柄で↓
こんな風に描かれていて↓

anonymous#0

何だかいそいそと楽しそうに家事をしているように見える
戦時下でもこんなほほえましい日常があったのです
みたいな話に見えちゃうけど果してそういう話なのか


話のスタート(結婚)が19年2月だからすでに相当な耐乏生活のはず
このひとたち
ろくなもの食べてなくて(ひどいもの食べさせられて)
栄養失調状態で毎日体を酷使してる(させられてる)ようにしか見えないが
かわいらしい絵柄や表情はカムフラージュなんではなかろうか…?


「楠公飯」のくだり(第8回19年5月)はすごい皮肉
マンガのそこの描き方みれば一目瞭然
あとで占領軍の残飯雑炊食べて「uma~」の場面
に楠公が出ているのでもわかる(第42回 晴れそめの径(20年11月))


「あれを喜んで召上る楠公という人はほんまの豪傑なんじゃろうねえ……」
「ほうですねえ……」
これがじつにこの作品らしい皮肉
すごく理不尽な目にあわされても微苦笑して「仕方ないねえ…」と
やわらかく受け入れてしまうようなそんな皮肉
反面それは彼女たちの強さのあらわれ


憲兵のくだり(第12 回19年7 月)も同様で
あれはこのマンガ独特の皮肉の笑いなんだと思えば呑みこめる
映画でさいしょに憲兵のシーンを見たとき
笑いに落とすオチで本当にびっくりした
ふつうはちょっと笑えない状況
「わたしら憲兵さんに申し訳のうて…」
「申し訳のうて」の言い方がえぐい(この種の言い方はほかにも出てくる)


つまらないギャグをきいて「おもしろいね」と返したりする
本当に言いたいことと逆の言い方をわざとする
そういうのを皮肉といったりアイロニーといったり
要は「裏返しにものを言う術」、あるいは「言わずにさとらせる術」
このマンガ(「この世界の片隅に」)は殆どすみからすみまでそんな感じのもので
非常な読解力を要求する難しいマンガ
ウラを読まねば(行間を読まねば)イミをなさない作品
こんなのを映画にしようなんて相当無謀なチャレンジング…いったいそれは成功したのか…



(つづく)





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