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2017.04/15 [Sat]
(鳥キック)
映画「この世界の片隅に」を見てから
原作者・こうの史代の作品をいろいろと読んだ
(あまり熟読はしていない…目を通したていど)
手に入りにくいのも多いから全作ではないけれど
「街角花だより」
「ぴっぴら帳」
「こっこさん」
「長い道」
「さんさん録」
「日の鳥」
こうの史代の名まえくらいは前から知っていた
意識してまとめて読んだのは初めてだった
映画「この世界の片隅に」を見ていちばんよかったのは
こうの史代という作家について考える機会を貰ったことかもしれない(?)
「夕凪の街 桜の国」(2004)や「この世界の片隅に」(2007~09)で
戦争や原爆を題材にしたことで社会的には名が知られた
けれど本来そういう題材は嫌いで描きたくなかったといっている人
もともと描いていた四コマ作品のほうにもっと辛口な?持ち味が出ている
(鳥ものとかおもしろい)
ところで『平凡倶楽部』(2010年11月、平凡社)という
エッセイ集?謎作品集?一種の奇書?があり
これはもう品切れで入手困難かと思っていたら
さいきん増刷されたらしく(?)
近所の本屋さんにあってあっさり買えた(先月末)
「この世界の片隅に」に関心のある人は必読書だから
今のうちに買って持っておくとよいかもしれません
(「この世界の」でも駆使されている)
独特の皮肉の言語がどういうところから来るのか
じつによくわかる本
本ブログでよく「頭がおかしい」ようなへんな記事をアップしてるけど
「こうの史代先生」のやってることに比べたら遠く遠く遠く及ばない
(頭がおかしいわけではない)
『平凡倶楽部』をぜひお読みください
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