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2017.04/29 [Sat]
☆ ☆ ☆
プリパラの「アイドル」って
“アイドル”なんだろうか?
プリパラの世界のなかでは
みんな理想の自分に変身できて
誰でもアイドルになってライブができて楽しめる
現実のアイドルとゆうより
ゲームのなかの仮想世界とかに近いかんじなのでは…
リアルな芸能界ものやバックステージものの要素はない
マネージャーがクマとかウサギとか…めが兄ぃさん&めが姉ぇさんだったりして
そこを笑いにしちゃっている作品
グランプリなどで競いあうストーリーにはなってるけど
ハードなスポ根展開やバトル展開のようなものはない
個人的にもプリパラはアイドルものとゆうより
「歌ったり踊ったり音楽の入った変身ものアニメ」
みたいな感じで楽しんできた気がする
セーラームーンの後裔だとおもってるのもそのため
あれだけ華やかで夢いっぱいで彩り満点なアニメを
セーラームーンのほかに知らないから
「アイドルアニメ」というけど実際は
「アイドル」をカッコに入れちゃってるのに近い
「アイドルアニメ」というジャンルをひっくりかえしたに近い…?
『み~んなともだち み~んなアイドル!』
「み~んなアイドル」の重点は
「アイドル」ではなく「み~んな」のほうにある
昔からいわれている金言
「女の子はみんなお姫さま」
「女の子は誰でもプリキュアになれる」
これの変奏みたいなもの
現実のアイドルは社会的につくられる存在
アイドル論はたいてい社会学か社会評論になる
プリパラは「社会」とかとは無縁の世界
女の子がとにかく全員&無差別に肯定される場所がプリパラだから
(女の子じゃなくても女の子として肯定!)
「み~んなともだち」も考えてみたらすごい
「ともだち」がいれば「ともだちじゃないひと」もいるのが現実
プリパラはそんな現実にこだわらない
とにかく「み~んな」、「み~んな」が尊い!
プリパラの世界観を象徴するキャラクターが
ファルルやジュルル(ジュリィ)なのも当然
どちらも赤ちゃんみたいでお母さんみたいなキャラ
プリパラの守護神のようにあの世界を支えてるけど
同時にらぁらたちみんなから守られてる存在
ジュリィが女神でありながら
らぁらを「ママ」と呼んで慕うこととか
ファルルがガァルルやミニファルルたちのお姉さん(?)
をやってることとか
37話のファルルカムバックライブ
130話のジュリィがらぁらたちと「お別れ」する場面
(「一分だけ女神の仕事を忘れさせてください」のところ)
とかのすばらしさは忘れがたい
そういえばセレパラ革命でプリパラの主になろうとしたひびきが
ファルルとふわりに保護者になってもらって(?)
ようやく落ち着いたのもプリパラらしいはなし
そして139話の「愛フレンド友」も
140話を「ファルルの法則」で〆たのもお見事でした!
プリパラはおもしろおかしいだけのアニメじゃない
芯があってまっすぐ筋の通ったところのある作品…
というのを見る人みんなが感じていたとおもう
ところでプリパラはまだ終わってない
「アイドルタイム」がどういう展開をみせるのか
これから一年間見守りたい…

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