銀花翠葉

アニメの感想ブログです(更新は終了しました)

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夕食後、ブロードウェイを歩いているところを想像してみてほしい。そして十分間ほど葉巻を吸いながら、これから大劇場にいって気晴らしに悲劇をみようか、小劇場でちょっとまじめな出し物でもみようかと考えている。すると突然、だれかに腕をつかまれる。ふりむくと、美しい女がぞくぞくするような目でこちらをみつめている。ダイアモンドの飾りにロシアの黒テンの毛皮という格好。そして、いきなりバターを塗った熱々のトーストを手渡し、すばやく小さなはさみを取りだし、きみのコートの二番目のボタンを切り取って、意味ありげにこう叫ぶ。「平行四辺形よ!」それから、おびえたように肩越しに何度もふりかえりながら、横道を飛ぶように駆けていなくなる。 (金原瑞人訳)


原作の小説だと、

2巻目?の『いちばん熱い夏』?がいちばん充実して読みごたえあったような記憶

・二年生組(希美・みぞれ・優子・夏紀)の人間関係がすごくおもしろいのと、
・集団退部事件の真相が希美のエピソードとして詳しく語られたことと、
・コンクールって何のためにあるのという問題

これらのテーマが濃密につめこまれてる


アニメの「2」を見たら、
5話までのみぞれ編が駆け足気味でもやもやした印象だったけれど
でももう去年のことだしあまりよく覚えてない
こちらの見方がぞんざいだっただけかもしれない

6話以降のあすかの話(と麻美子の話、と麗奈の話)は、
原作3巻目『最大の危機』にあれこれ付け足して?非常に丁寧に仕上げていた印象
ただ個人的な感想としてはあすか久美子の話がそこまでおもしろいともおもえず
麻美子との姉妹話もわりと…ありきたりだったような…
アニメ表現の細かさにくらべて中身は前半よりうすくなっているように感じる

あすかと久美子、受け継がれるユーフォ愛
それが物語の終着点としていちばん適切だったのかどうかも
クミコってあすかのことそんなに好きだったの?(ってなる
とってもきれいな締めだったとはおもうけど、アニメのあれは
でもまあ、これからまた先輩になった久美子たちを拝めるのだろうから…


原作者がこの作品を通して書きたかったことって結局何だろう
それはもういろいろあるのだろうけど
ほんとにいろいろ…
(というか原作はまだ継続中なり/アニメの今後にも一応期待…)


平行四辺形よ!





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