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2018.01/20 [Sat]
かきぬき
あらゆる話の中で、話者が思っているほど聞き手はウケちゃいない、と相場の決まっているふたつの話がある。「昨日見た夢の話」と「酔っ払いエピソード」である。
「ニヤニヤするの、気持ち悪いからおやめなさい」
「はい」
お姉さまに注意されてしまった。何て幸せなんだろう。
その人は真に人を怒らせるような悪口を一つも胸に蓄えていない人である。(啄木)
プロコフィエフの協奏曲を演奏する時、私は特別な満足感に満たされます。エキセントリックな部分と風刺が織り成す彼の音楽のロマンティシズムは私を魅了して止みません。多くのパッセージが幻想的な風合いを帯び、リズミカルなエネルギーに満ちたその音楽は絶えず私を興奮させるのです。ある種の不協和音が交錯することによって形作られた最高に美しいメロディーは、彼が真の天才であることを示しています。
極論しちゃえば、映画なんて勘違いでしかヒットしないの。
このふたつの話はどうも質感が似ている。誰にとっても時間は有限なのだから、「昨日見た酔っぱらった夢の話」を繰り返す友人がいたら、縁を切ったほうがいいだろう。何度も読んだ文庫本を読み直すほうが有益である。
ありえません。『君の名は。』は観てないけど、ありえないでしょう。こんなこと言うと、いつも叩かれるんだけどさ。たまたま当たっただけでしょう? 映画は水ものだからそんなこともある。でも、だからといってポスト宮崎にはならない。
紺が千矢と仲良しなの知ってるわ
合宿の日 私がでしゃばったから紺が嫌な思いしたことも
(中略)
とにかく二人の間に割って入るつもりはなかったの
それだけ言いたくて まっ…
何にも増して私が素晴らしいと感じるのは、彼の音楽から感じられる恐れを知らない絶対的な自信です。プロコフィエフを聴く時、個性や独立した思考への賛美と、表現したい、分かち合いたいという気持ちに溢れた真摯な精神を感じます。
Leila Josefowicz, May 2001
「部屋で数種類の観葉植物を育てています。ポトスとパキラとアイビーはいつも元気です」
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